生徒さんが猿玉という護身用具を持ってきた。昨今の不安な世情に鑑み購入したという。 画像は拾い物。 「使い方は？」 「知らんがな」 グリップはこぶし大。ボール部には芯があり、自分の頭を小突いてみると結構痛い。 中国武術では鞭などの柔軟性のある武器、多関節の武器のことを軟兵器と...

万次さんの懐の中ではなく。いつも用意しているけど持ち腐れになることの多い練習アイテム。今回はエスクリマナイフワークに使った。 いや古流柔術クラスですから。ちゃんと両手で～とか、諸手で～とか、「捻返し」はこうとか、型の稽古もしてますよ。...

令和の練習一発目の古流柔術である。 かつて、地元で教室を開いて可なるかのお伺いを立てた時に師は言った。 「コップ一杯の水を渡すためにこちらは一樽分の水を持っていなくてはならない。自分の修行になるからぜひやるとよい」 今回はその余禄のような体験をした。...

四方投げ。名前を変えて様々な流派に存在する投技。シンプルな技だがやりこむとディープなのはその技も同じである。 相手の肩を詰まらせ手を離させないようにして投げるべくして投げる。投げた後もあれこれあって制圧するまで１セット。やはりこの辺言葉と映像では何とも。技をかける練習とかけ...

マンツーマンでも和室が手狭なことに変わりはない。畳の手屋ではなるべく投げ技の練習をしたいのだが、ちゃぶ台やふすまにぶつからないようおっかなびっくり技をかけていることに気がつく。 これはあまりよろしいことではない。技の伸びやかさが失われるのはもちろんのこと、遠慮することで技が...

久しぶりに古流柔術クラスが帰ってきた！（笑） 今回は大和道初伝逆技一本目「外小手」を集中的に行う。一本目なのに、いや一本目だからやることが盛りだくさん。色々なことを教えてくれる技だ。 相手とぶつからずに側面に入る 体さばきで相手の関節を制する...

月に一度のお楽しみ。2019年最初の天龍武術会柔術稽古である。 うーん、なんというか、「肘を制する者は世界を制す」を実感する時間であった。 後は九鬼神流の「太刀落し」とか柳生心眼流の組取りとか。 相変わらず真ん中を吊り上げるのはうまくできないと告白しておこう。工夫あるのみ。...

浅山一伝流の「両手取」。 技をかける方が心地よいポジションにいないと単なる自爆技になってしまうので、手首取から胸取り、さらに袖取りと楽チンな方にスライド。オリジナルの両手取を極めるにはタイトな身体使いが必要だ。身体が硬いと無理かもしれない・・・。修行あるのみ。 古流柔術...

年明け稽古一発目である。ゆるゆると復習。何しろ復習より大切なものはない、と言っておきながら気が向いたことをしてしまう。 剣術、剣道や時代劇のそれとは違う剣の使い方。そして受け流し方。 目標位地に向けて体の各パーツをバラバラに動かす。直線的に。そうでなければ本気の斬撃など受け...

2018年最後の古流柔術クラスである。今年もみなさん一所懸命に取り組んでいただいて、教える立場としては嬉しい限り。 久しぶりにE家のお二人が参戦。いつもは身体操りの練習ばかりしていたので、年の〆にちょっと技らしいことを。...

月に一度のお楽しみ。2018年最後の天龍武術会の柔術稽古である。 何か一つのことができるようになるというのは豪いことである。 その行動とそれを可能にする能力、自分の信念や価値観、自分を取り巻く環境、そして自分を自分足らしめている「自分らしさ」。これらが一斉に、有形無形に、意...

体捌き。例によって握られた箇所は気にしない。正しい最終形目指して動く。 悪意や敵意を持った人がいきなり手首を取ることはまずない。だから、これは「ああ来たらこうする」的技ではなく、身体運用の修行法であることが分かる。腕を握るのは要求通り身体が動けているか計るためのスケールであ...

和室は投技の日。でも普通の畳であることと広さがネックでバタン、とはいけない。月イチでいいから柔道場を借りて稽古したいものだ。 “岩石”と“打込返し”。前者は身体をひとかたまりに使う方法、後者は末端から身体を崩す方法を学ぶ、のだと思っている。...

（握った生卵をつぶさないように、の手の内） 月に一度のお楽しみ。天龍武術会の柔術稽古である。 今回痛感したのは「もう少しフィジカルも鍛えにゃあな」ということ。というのも技から抜ける最中に肘関節が「ごごり」という嫌な音を立てたからだ。...

カメラのデータ破損という謎現象で太極拳の動画はパー。 かろうじて柔術のデータをサルベージできたが、映像と音声のズレがあるのでそのまま使えず、今回は静止画スライドショーと相成ります。 浅山一伝流挫術day。ある時は隠し、またある時はこれ見よがしに掲げ、打ち、突き、絞め、極める...

本当は杖術も練習したけどカメラのバッテリー切れ。とほほ。 挙げて下げる。正しく行うと相手手首内側のツボに人差し指の第三関節が当たる→手の内を効かせて吊り上げる。 自分の手の中で、相手の腕が回転して逃げないようにねばりつかせるべし。数が必要ですな。 古流柔術...

ナイフは本当に良い練習道具。プラスティックだと分かっていても気持ちがピリッとする。 というわけでエスクリマのナイフワーク初級編。ナイフの攻撃方法ではなく、あくまでも体をよりよく操作するための補強道具として。 うけて粘って流して突く、など完全に伝統武術のそれだし、ナイフワーク...

（絵心があれば絵伝書にできるのに……。九鬼神流棒術覚書） 月に一度のお楽しみ。天龍武術会の柔術稽古である。 知っていることとできること。 できることと洗練されていること。 この空隙を埋めていくのが稽古なわけだが、何せできないものはできない。...

熱中していて撮影忘れ。 今日はブラジリアン柔術修行者と「ギ」を着てマンツーマンである。 会場は和室と言うこともあり、投げ技寝技も稽古できる。 めくるめく古流柔術の世界へようこそ！　という感じ。 鷲落し、宙返し、胴返し、撞木、折敷、釣鐘etc....

今回は体験の方お一人を迎えての古流柔術。ひところに比べてこの賑わいはどうか！ 温故知新。私がスマホを持つくらいである。便利になりすぎた社会の反動としての武術。 それもどうせなら我が国の伝統的なものを、というニーズがあるのではなかろうか。...