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執筆者の写真北区堀船カンフークラブ

練習日記~2018年3月1日(木)太極拳編



トレーニングナイフを使った太極拳のお遊び。

そのお遊びに行きつく前に私は何段階も設けることにしている。

まずは「こういうものを持った時に自分はどうなるか」。

このナイフは練習用のプラスチック製である。

そんなことは分かっちゃいる。

それでも身の内に走る感覚が不快な物かどうか。

「それを人に向けてみる/向けられてみる」

「人に向かって突き出してみる/突き出されてみる」

「めった切りにしてみる/されてみる」

それらがOKかどうか。プレッシャーや不快感があるかどうか。

すべては怪我をしないための確認である。

練習は一定の約束のもとに行われる。

例えばナイフでお腹を突かれる、切りかかられるなど。

攻撃が自分にあたるから対処するのであって、

あたること前提で練習するのである。

それが模造とはいえ刃物で切り付けられない人は、

無意識に相手にあたらない軌道を描く攻撃になってしまう。

すると練習する側としては、来るはずの攻撃が来ず、

全然関係のない場所で強く身体にあたってしまったりする。

また、太極拳でゆるみに来ているのに

苦手な刃物を持って硬くなるのは本末転倒だ。

そう言う場合は手でいいのだ。

というわけでお遊び。

まずは攻撃側は足は動かさずに定位置、

受ける側はナイフを持った手に柔らかくねばりつく。

その内攻撃側が自由に動き出したり、

受ける側が腕以外、例えばお腹や背中でも粘って攻撃を封じる。

こういう遊びは太極拳を一段も二段も引き上げてくれる、はずだ。

早く五分で遊べる練習相手を育てたい!(笑)


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