(すごい“やってる感”あふれる写真が取れてしまった笑)
右手で逸らし、左手で抑え、右手で打つ。
または、
左手で逸らし、右手で抑え、左手で打つ。
といえば思い出されるのが全人類の必修科目『燃えよドラゴン』。
神様ブルース・リーがオハラ戦で見せたジークンドーの“パクサオ”だろう。
その源流は神様が香港で修めた詠春拳の“拍手(パクサオ)”だ。
とはいえ、この右手で逸らし~は詠春拳の専売特許ではない。
フィリピンや中国の武術、あと多分私が知らないだけで、
アジアの武術に広く分布するベーシックスキルなのだろう。
私はそれを“閃電手”として学んだ。
歩法とセットになって太極拳や八卦掌に現れる技法である。
その“閃電手”、二人一組、まずは差し出された腕に対して、
右手で逸らし、左手で抑え、右手で打つ。
または、
左手で逸らし、右手で抑え、左手で打つ。
打つ、といってもあくまで太極拳的に水が流れるようによどみなく。
そのような練習から初めて、
差し出された腕を、
逸らし、抑え、打つ、の腕を、
逸らし、抑え、打つ、の腕を
逸らし・・・
と止まらずに続けていくのだ。
相手の打ってくる腕が左右どちらか、どのように打ってくるかによって
右・左・右か左・右・左かを見極めてつなげる。一種の脳トレである。
腕が硬ければよどみなく動けない。右か左か考えていたら固くなる。
太極拳的身体を作るに面白い練習なのでちょくちょく遊んでいる。
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