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執筆者の写真北区堀船カンフークラブ

練習日記~2017年7月13日(木)太極拳編



閃電手

(すごい“やってる感”あふれる写真が取れてしまった笑)

右手で逸らし、左手で抑え、右手で打つ。

または、

左手で逸らし、右手で抑え、左手で打つ。

といえば思い出されるのが全人類の必修科目『燃えよドラゴン』。

神様ブルース・リーがオハラ戦で見せたジークンドーの“パクサオ”だろう。

その源流は神様が香港で修めた詠春拳の“拍手(パクサオ)”だ。

とはいえ、この右手で逸らし~は詠春拳の専売特許ではない。

フィリピンや中国の武術、あと多分私が知らないだけで、

アジアの武術に広く分布するベーシックスキルなのだろう。

私はそれを“閃電手”として学んだ。

歩法とセットになって太極拳や八卦掌に現れる技法である。

その“閃電手”、二人一組、まずは差し出された腕に対して、

右手で逸らし、左手で抑え、右手で打つ。

または、

左手で逸らし、右手で抑え、左手で打つ。

打つ、といってもあくまで太極拳的に水が流れるようによどみなく。

そのような練習から初めて、

差し出された腕を、

      逸らし、抑え、打つ、の腕を、

                 逸らし、抑え、打つ、の腕を

                            逸らし・・・

と止まらずに続けていくのだ。

相手の打ってくる腕が左右どちらか、どのように打ってくるかによって

右・左・右か左・右・左かを見極めてつなげる。一種の脳トレである。

腕が硬ければよどみなく動けない。右か左か考えていたら固くなる。

太極拳的身体を作るに面白い練習なのでちょくちょく遊んでいる。

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