(写真撮り忘れである。ほんとにもう・・・)
払って抑えて打つ、という動作はどんな武術にもあるものだ。
そういわれてほとんどの日本人が想起するのは神様ブルース・リー。
彼の創始したご存知ジークンドー(JKD)の技だろう。
『燃えよドラゴン』ハン主催の要塞島武術大会、目の前には妹の仇であるオハラ。
お互い差し出した右手は甲が触れ合うように交差され、次の瞬間――。
「あたあっっ!」
神速の右裏拳がオハラの顔面をとらえる!
全人類が瞠目したこのシーン、神様は
右手でオハラの右手をちょいと逸らし、
左手でそれを抑え、
空いた右拳をオハラに打ち込んでいる。
パクサオからのグアチョイ。速過ぎる。
JKDに限らず、払って抑えて打つ、という動作はどんな武術にもあるものだ。
というわけで今回はその一つ“閃電手”を練習する。
やっていることはパクサオからのグアチョイとそう変わらない。
ただし我々は太極拳。呼吸に動作をあわせ、動きは大河のごとくゆっくりと。
仇を打ち倒すための技ではない。
あくまでも身体開発、太極拳のアプリケーションとしての練習だ。
1、2、3からつなげて一つの技として。
メンバーは難渋しながらも楽しんでくれたようで何より。
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