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執筆者の写真北区堀船カンフークラブ

練習日記~2017年3月30日(木)太極拳編



イメージ通りに上げる

(次号、上がるや上がらざるや)

“手首に細い糸がついていて、それを点から引っぱられているかのように”

“手首を上げるのではなく、勝手に上がっていくイメージで”

言うは易く行うは難し、である。

しかも中国武術は套路という独り型が中心なので、

できている/できていないのフィードバックが得られにくい。

だから人と組んで練習するのである。

腕をつかんでもらい、前述のように腕を上げていく。

「この持たれた腕をどうにかしなくては」と思ったが最後、

その手首や肘、肩、はては体幹から動き始めてしまう。

つかんだ方には「自分の腕をどうにかしようとしている力」が伝わり、

その反応として上げようとしていた腕は止められる。

これが“手首に細い糸がついていて~”のとおり動ければ、

力のぶつかりや上げようとしている情報が伝わらず、すんなりと持ち上がる。

武術稽古の基本原則、

「独りのときはは相手がいるがごとく、相手がいるときは独りでいるがごとく」

の妙である。

後半戦、太極拳の原則を守ればどんな動きも太極拳である、ということで

閃電手を太極拳風に。

はらっておさえて打つ、イチニイサンを

はら~っておさ~えてう~つ、イ~チニ~イサ~ンへ。

それが はら~おさ~えてう~つ、イ~~チニ~イ、

そして は~~~~つ、ひと~~~つへ。

声明か? いやいや言語表現の限界に挑戦してみたまで。

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