“武術の上達には、体と意識の両面を鍛える必要がある。
ひたすら型ばかり練習しても意識の鍛錬ができていなければ
使う自信がつかないのは当然で、
これはパソコンのハードとソフトの関係に似ている。
どんなに良いハードがあったとしても、ソフトがなければ使えないのと同様に、
型の練習がメインになっている中国武術etcは、
意識の鍛錬がなされないため実用にならない。
武術を使えるものにするためには、
体(ハード)の鍛錬と同レベル(あるいはそれ以上)に
意識(ソフト)の鍛錬をする必要がある”
とは我が師匠、天龍武術会石井敏師範のお言葉である。
そのソフトの鍛錬をするために使うのがスポーツチャンバラ。
もちろんスポチャンがうまくなるためではない。
ケガをせずに「先」の感覚を磨くための優れた道具だ。
それこそ水月の位で相手を観察し、
その観察結果を無意識が「兆し」として捉え、
捉えたと同時に間髪を入れず打つ。
これだけ行う日を作ってもよい練習である。
動画の後半は大和道初伝逆技一本目「外小手」。
こうして見てみるとみんな楽しそうだ(笑)
武術は幸せに生きるために修行するもの。現代では特にそうだ。
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