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執筆者の写真北区堀船カンフークラブ

練習日記~2018年8月23日(木)古流柔術編



少年漫画界の至宝、藤田和日郎はかつて

“なぜ「少年漫画」を描き続けるのか!?”

というインタビュアーの質問にこう答えた。

「少年漫画って子供たちが最初に出会う漫画じゃないですか。

そんな誉れ高いことはありますか!?」と。

それは私がこの北区堀船カンフークラブを設立した動機とちょっと似ている。

WEBサイトの「よくある質問」にこう書いた。

 

(前略)とはいえ、私が伝統武術を学んでほしいと強く願っているのは「子供たち」です。

大人にしてみたら「そんなことで!?」という理由で命を絶ってしまう子供たち。

まだまだ狭い世界に生きている彼ら/彼女らにとって、

その悩みや苦しみは人生を暗く覆ってしまうくらい重大事なのでしょう。

そんな子供たちにに自分は何ができるのか?

それは地域の子どもたちに武術を伝えることです。

簡単なものでもいい。映画や漫画の中だけでなく、

そういう武術はこの現実世界に存在していて、

自分もその道の上に立つことができるものだ、と知ってもらいたい。

そうすれば、もしかしたら家と学校、親や友だちだけの狭い世界に生きている子供たちへ、

「君が思っている世界なんて地球の大きさに比べたら滅茶苦茶小さいんだぜ!」

「君の悩みはそんな小さな世界の話なんだぜ!」

「正しく動けば大人だって投げられちゃうんだぜ!」

「そんな君が同級生に小突かれたぐらいでどうにかなるのかい?」

「だから、死ぬことないんだぜ!」

そういうことが見せられる大人になれたら。そういうことを伝えられる場所が作れたら。

それが北区堀船カンフークラブ設立の動機の一つです。

 

今回初めて小学生の体験者を迎えた。

こういう世界を知ってもらうきっかけが当クラブだというのは大変な誉れである。

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