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執筆者の写真北区堀船カンフークラブ

練習日記~2018年6月7日(木)太極拳編



今回の練習では嬉しいことが二つあった。

一つは先日無料体験に来てくださった方が入会してくれたこと。

ありがとうございます。のんびり楽しんでいきましょう。

もう一つは生徒さんに修行の成果が見られたこと。

たまーに試してみる伸筋を使う練習である。

勘違いしている方も多そうだが、伸筋とは伸びる筋肉ではない。

基本筋肉の動作は収縮である。では伸筋とは? はたまた屈筋とは?

正解:腕や脚などが体幹部から離れていくときに収縮する筋肉が伸筋。

逆に体幹部に近づいてくるときに収縮する筋肉が屈筋である。

さて、この屈筋、力を入れている感が非常に感じやすい。

力感というのだが、例えばだからガッツポーズの力こぶなど、

筋肉が力んでいる感覚が強く感じられるだろう。

対して伸筋。伸筋はその力感が非常に感じにくい。

だが、太極拳で使いたいのはその伸筋である。

理由はいろいろあるのだが、伸筋は力感が感じにくいが非常に強い。

屈筋が「力を入れる」に対し、伸筋は「力を出す」という表現がぴったり。

「じゃあ伸筋を使ってみましょう」それができるなら苦労はしない。

私たちは伸筋を意識的に使うことに慣れていない。

毎日使っているのに力感がないからだ。

そういう時はおなじみのイメージを使う練習である。

いままでなかなかうまくいかなかった生徒さん。

今回久しぶりに行ってみると、! 強いじゃないか!

そのための練習をしなくとも、日々の気功や套路、対錬で

伸筋および伸筋を使うためのイメージ力が向上していたということ。

ご本人に伸筋をうまく使えている感がないのも伸筋あるある(笑)

こういう瞬間があるから修行はやめられないのだ。

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