(いい画撮れた。“腰折”の逆手振り打ちが決まったところ)
今回はいろいろやったあとに、浅山一伝流挫術を進めてみる。
前にも書いたが挫(ひしぎ)とは当流に伝わる一尺二寸の木の短い棒。
断面が卵型をしているので、長径と短径がある。
打ったり極めたりは、はたまた絞めたりは、
相手への接触面の小さい、つまり圧力が強くなる長径を使って行う。
まずは前回の復習、“片手取”。
挫を持った手、もしくは反対の手を取られたとき、その相手の手を極める技。
この基本のキで挫の取り回しを学ぶことになる。
つまり、
相手の手に挫の長径を当てる、
相手の腕と挫が直角に交差するように当てる、
挫を握った手の内にテコを効かせ、相手の手を離させないようにするなどなど。
その後、極めながら相手を転がす技二つ。
左逆手、半身で隠す“脇〆”と、
右逆手、半身で隠す“腰折”だ。
どちらも相手の胴体と腕にテコを効かせて極めながら倒す技。
これらの技に限らず、挫術を実際に炸裂させる状況には置かれたくないもの。
先人の残した技を成立させる身体の働きを求めて、今日も関節を極めるのだ。
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