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執筆者の写真北区堀船カンフークラブ

練習日記~2017年8月10日(木)古流柔術編



古流柔術

(いい画撮れた。“腰折”の逆手振り打ちが決まったところ)

今回はいろいろやったあとに、浅山一伝流挫術を進めてみる。

前にも書いたが挫(ひしぎ)とは当流に伝わる一尺二寸の木の短い棒。

断面が卵型をしているので、長径と短径がある。

打ったり極めたりは、はたまた絞めたりは、

相手への接触面の小さい、つまり圧力が強くなる長径を使って行う。

まずは前回の復習、“片手取”。

挫を持った手、もしくは反対の手を取られたとき、その相手の手を極める技。

この基本のキで挫の取り回しを学ぶことになる。

つまり、

相手の手に挫の長径を当てる、

相手の腕と挫が直角に交差するように当てる、

挫を握った手の内にテコを効かせ、相手の手を離させないようにするなどなど。

その後、極めながら相手を転がす技二つ。

左逆手、半身で隠す“脇〆”と、

右逆手、半身で隠す“腰折”だ。

どちらも相手の胴体と腕にテコを効かせて極めながら倒す技。

これらの技に限らず、挫術を実際に炸裂させる状況には置かれたくないもの。

先人の残した技を成立させる身体の働きを求めて、今日も関節を極めるのだ。

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