（「今回も写真がなくてごめんなさい、ペコリ」直前の写真）
「腕十字と三角が入らなくなったんですよ」
という生徒さんからのフィードバック。
念のため“腕十字”とは腕挫十字固、“三角”とは三角締めという技のこと。
つまり、相手の腕十字や三角が自分にかからなくなった、というのである。
この生徒さん、総合格闘技とブラジリアン柔術を修行しており、
それらにミックスできる「東洋の英知」を求めてウチに来てくれたのだ。
だから私も総合に応用できる技をちょくちょく練習に組み込んできたのだが、
それが実際の効果となって現れたのなら本当にうれしい。
思えば学生のころ。
物書きサークルに所属していた私の後輩にサンビストがいたのだが（？）、
その関節技を西洋の格闘技セオリーにない変態ムーブで凌いだものだ。
伝統武術はいまだ知られていないその身体の使い方の宝庫であり、
競技ルールの範疇でその隠された技が通用するのである。
というわけで今回もブラジリアン柔術の試合に使えそうな技を。
大和道 初伝両手取り投技 “捻返（ねじりかえし）”
キモは腕を捻っているようで、その力は相手の真ん中を捻ること。
さあまた難渋して楽しんでもらいましょう！
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