(ウソ伝書シリーズ。その内誰か信じてしまうのでは・・・)
今回の新しい試みは、例の「片手を両腕で取られたとき」の別アプローチ。
私たちが何かをつかむとき、つかむ対象の形に対して
最適な距離、最適な自分の姿勢、最適な力の入れ具合を無意識に取っている。
だから自分、つまりつかむ対象の形を変えると
相手はいつの間にか「最適な~」ではなくなっている。
ただし、形を変えるといっても持たれた腕を動かすと相手はそれについてきて、
新しい最適な形を取ろうとする。
持たれた腕を放っておく意味はそこにある。
つまり相手に情報を与えない、
いつの間にか自分が最適でなくなっていることに気付かせないということだ。
たびたび書いてきたように“持たれた腕は放っておく”は同じだが、
今回は身体を移動させずに各部のポジションを変えて有利な態勢を探る。
ざっくり言うなら「持たれた腕から遠い場所から動かす」ということだ。
この辺何度も体験してa-ha! となってもらうしかないなあ。
後半戦、まずは先週やった「外小手」から。
「じゃあどうぞ」
「・・・すっかり忘れちゃった」
「またまたあ。できるとこまで再現してください」
というやり取りのあと謎の技をかけられたのでしっかり復習(笑)
その後大和道 初伝逆技三本目「七里引」を。
「片手を両腕で取られたとき」、いわゆる諸手取りの型だけど、
“持たれた腕は放っておく”とはまた別アプローチ。
アプローチごとに学ぶポイントを見極めるのが上達の秘訣ですな。
さて、「七里引」。次回どんな謎技に進化しているでしょうか。
Comments