(画像は推手もどき。このゲームだけでもいろいろなことが学べる)
身体をゆるませて気功法をメインにと、今回はオーソドックスな回。
気功は動きのないじっとしている気功=静功と、
動きのある気功=動功をひとつずつ。
何にせよイメージ、武術でいう“意念”がとても重要だ。
内側はもちろん外側、外形においてもだ。
たとえば、静功で腰の高さに両手を差し出してみる。
「小さく前ならえ」の肘が身体から離れて、もっと前面に出ている感じ。
こんな姿勢、一分もしない内に肩のあたりがじんわりしてくることと思う。
そうこうするうちにだるく、痛くなってくる。
気功の呼吸法に意識をむけることはおろか、リラックスなんてできるのか?
3分も経たない内にただの苦行と化す。
それこそ普通に腕を筋肉で腰の高さに保とうとすれば、である。
そこで必要なのが“意念”。
両手首の先に糸がついていて腕が天からつりさげられているとイメージすると、
または両手首を台の上に乗せているとイメージすると。
あら不思議、いままでの緊張していた箇所がリラックスしはじめ、
いつまでも立っていられる感覚がやって来るのだ。
この感覚で太極拳の套路を打つのである。
外から見た形は全く同じでも、本人の体感覚はまったく別物になっているのだ。
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