今回は事前の欠席連絡があり柔術練習はなし。
だから例によって自分の稽古をしてから帰る。
柳生心眼流兵術が好きだ。
日本の柔術には珍しく、独り型によって身体を練っていく。
2015年の中頃、多分6月くらいに
“これから毎日心眼流を振ろう”
と願をかけた。
それからもうすぐ丸2年。酔った日も、熱を出した日も、
一日も欠かさず心眼流を稽古してきた。
(さすがに体温が40度を超えた時はきつかった)
夜、家での心眼流は子供たちを起こさないように、
まるで太極拳のように丁寧に身ごなしを確認しながらおこなう。
転じて、こういう場所での稽古は第一戦闘速度のそれだ。
前にも書いたとおり、
ゆっくり動かなくてはわからないことがあり、
早く動かなくてはわからないことがあり、
加えて止まらなければわからないことがあるのが武術である。
緩急遅速をもって型の、身体の完成度を上げていく。
これだけまとまって一つの事を見ていくと、日々の変化に気づくことあり。
理想とする“心眼流”にだいぶ近づいてきた。
納得いく理合どおりに動けるようになったときーー
奥伝の巻物にチャレンジしてみたいものだ。
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