(柔術も写真を撮り忘れて大の字に倒れるの図)
「ゆっくり倒れるのも怖い。どうやって倒れていいかわからない」
そういうリクエストをもらっていたので、安全な倒れ方から始める。
1)す、としゃがむ。
2)片足を差し出す。
3)お尻をついて静かに上半身を床に倒す。
4)もう一方の足ものばし完全に寝転がる。
この四動作をゆっくりと体になじませてから、1234を流れるように行う。
しゃがみながら足を差し出しながらお尻をつきながら寝る。
滞りなく、よどみなく、静かに。
うまくいけば畳は「しゃっ」という軽い音を立てるだけである。
また、横になるとき自分のへそを見続けることで、
からだが船底型を描き力を逃がし、頭を床に打つことなく安全である。
これは二人で組んで、一方は正しい小手返しの練習、
もう一方は安全な投げられ方の練習になり一石二鳥だ。
追々崩された方が先を取って逃げていく練習にもつながろう。
それから安全な前まわりと後ろまわりの練習。
畳に慣れることにほとんどの時間を使う。
生徒さんは女性である。
「何かあるときは多分後ろから抱きつかれると思う。どうしたらよいか」
そのリクエストに「宙返し」という技を練習したのだが・・・。
ちょっとこれはオーバーキル気味なので割愛。
でも実際はそんなこと言ってられない状況なのだと思う。
だから、まず必要なのは
そういう技を使わなくて済むように気をつけることなのだろう。
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