今日も写真なし。
ストレッチと手ほどきもそこそこに、
今回は生徒さんのリクエストで「杖」を重点的に練習する。
「突かば槍 払えば薙刀 持たば太刀」のあの杖である。
一文字から横一文字へ身体をさばく。
そのときも杖の中央を支点として、右手と左手をこねるように連動させて変化する。
カヌーのパドリングのようだ。やったことないけど。
こうすることで杖の長さが半分になる。
扱う感覚としては実質「長さが杖の半分の棒二本」になるのだ。
はじめは大げさに杖の両端が描く円は大きく、
そのうち体を横一文字に開く動きに吸収されて
杖自体の動きは消えてなくなる。
こういう長物を扱うときの基本的教え
「長いものは短く、短いものは長く」
の感覚を得るには地味だがコクの深い稽古だ。
その後杖の基本の扱い方、構え方、構えからの振り出し方、
そしてチャレンジ企画「影之一本」と杖を使った逆技を二つ。
約一時間にしては大盛りの内容だったが
希望には応えられたようで何よりの回であった。
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