コンテンポラリーダンスに非ず。動きの先頭は常に指先というエクササイズ。
突然ですがあなたの視界はどのくらいの広さですか？
という訳で今回は
“人の視界は想像以上に広い”ことを実感するための
3人一組のエクササイズからスタート。
ぼんやりと前を見ながら視界の周辺に何かを捉える。
この“周辺視野”を使うには毛様体のリラックスが必要で、
これこそ太極拳に求められる目の使い方である。
また、見るともなく観るこの状態は
精神の緊張も解いてくれる優れものだ。
その後気功法。
だがスタイルは正宗太極拳の起式（初めの動作）でやってみる。
ボールが浮き上がって、前に押し出す。
動作や雰囲気が今までやって来た気功法と親和性があるので、
これからの太極拳の套路はこの正宗太極拳で行こうと思う。
孫式より“いかにも太極拳です”度が高いとも思うし（笑）
休憩後の後半戦はぬかみそを混ぜてもらう。
どうした佐々木！？ いやイメージの話だって。
腕の動きの先頭に常に指先がやってきて欲しいのだが、
そんなことお願いするよりもイメージで
「ぬか床を底の方からえぐって天地を入れ替え」てもらう方が手っ取り早い。
動きの先頭に指先がないとぬかみそが混ぜられないからだ。
今までもそうだったので、こうしたなんじゃこりゃな動きも
いずれ太極拳につながっていくことを信じてくれる生徒さんである。
そして2人一組、片手の手の甲同士を合わせて、一方は勝手に動かす、
もう一方はそれが離れないようにくっついていくゲーム。
押さない引かない、いつも自分が心地よい体勢でいるという
単純なルールだ。
だからどのような歩みでついていくかが工夫のしどころ。
動きの多い練習が続いたので最後は椅子に座って気功法。
ゲームで集中した心と身体を休ませて終了です。
いやあ、寒い季節に太極拳。ほんといいですわ。
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