写真斜めってますけど、赤いラインが重心線です。
練習日記、2017年2月2日(木)の太極拳編です。
いつものようにカラダをほぐしていく運動から。
これもすべてイメージを使っていきます。
その時々で私の気が向いた運動をするので、
「前回と順番が違う」「今回はアレをやってない」
と完璧主義の方にはストレスかも(笑)
そして気功法です。
今回は中国武術のベーシックな練功法(練習法)から
“鉄沙掌”をチョイス。
手を身体の正面、中心線の上で上下させていきます。
もちろん呼吸が動作を導くように。
決して動作に合わせて呼吸するわけではありません。
右手が慣れたら左手で。
左手も慣れたら上下するごとに左右を入れ替えて。
左右入れ替えに慣れる前にもうひと動作を導入して、
生徒さんをわざと混乱させ前半終了(笑)
休みを入れて後半は太極拳の足の運び方=歩法の練習。
「歩行」とはバランス回復運動である、とされています。
意図的に重心を不安定にさせ、それを回復させる動作が
「歩く」と言われている運動です。
太極拳の足の運びはさにあらず。
例えば前に進みたい時、
一方の脚に完全に重心が乗った状態を作り(実)、
もう一方の脚を差し出す(虚)。
今度はその脚に完全に重心を乗せ(実)、
後ろ足は地面を蹴らず、前足にただ寄せる(虚)。
分解すればこの繰り返し。バランスを崩す瞬間はありません。
どんなに動作がすばやく滑らかになっても、
この歩法でなければ太極拳ではないし、
いつもの歩き方では太極拳は表現できない。
だからこれも忘れた頃にまた練習しましょう。
と完璧主義者をヤキモキさせる(笑)
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