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執筆者の写真北区堀船カンフークラブ

臥せりながらも積み上げる



孫臏拳

(写真は孫臏拳で全国大会何連覇目かのもの。脳内でも跳んだよ!)

「外国行った?」

「いえ、行ってないです」

「あそう」

先生はちょっと考える。

「はい天井見て」

天井を見る。

「はいおへそ見て」

おへそを見る。

「見れるねえ」

「これで何かわかるんですか」

「うん髄膜炎。髄膜炎になると脳圧が高くなるからおへそ見れなくなるんだよね」

「へえ~」

急に高熱を発してかかりつけ医にやってきた。

夏風邪の症状がないのであれこれと可能性を探られている模様。

結局「養生してください」となった。だから養生している。

のども痛くないし咳も出ない。ただ熱と頭重感があるのみ。

自分の講演も含む毎週の土日仕事。

未来に向けての新事業展開とその計画立案。

度重なるジオン残党の跳梁。

などなどいろいろなことが組み合わさってのことだと思う。養生だ。

しかし頭重感と頭痛。これはいただけない。

インフルエンザの時、40度の熱で朦朧としながらも心眼流を振った私だが、

(叱られるので妻には内緒だ)

39度台で頭痛があると動くこともままならない。

こんなときは静かに横になりながら脳内修行だ(バカ)。

普段あまり時間を取っていない・・・そうだ孫臏拳三百六十五手だな。

自分の身体を動かすことをイメージすると、実際にその部位を動かす信号が流れ、

微細筋肉運動を起こすことは神経科学で証明済み。

だから正しいイメージトレーニングには効果があるのだ。

最近筋力低下を食い止めるにも効果があることが分かったという。

さすがに地上最強のガキのようにダメージまでは負えないけど、

病に臥せりながらも功夫を積み上げた、としておこう。

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