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執筆者の写真北区堀船カンフークラブ

三摩之位~2017年6月14日(水)



日経トレンディネットによると、最近のトレンドは「心眼流を左右逆に振る」だそうである。

時代の流行に掉さすように、私も最近ちょうど同じことを行っている。

理由は二つ。

一つ 脳に新しい回路を作る

多くの武術のご多分に漏れず柳生心眼流兵術の型も片側一方通行である。

つまり、体捌きも右なら右、左なら左に固定されており、左右反転している型がないのだ。

通常の型を行う回路は完全に脳内に出来上がっている。

ここは脳みそに新しい仕事をしてもらって、新鮮な状態になってもらおう。

そうすればいざノーマルな型を行った時も、脳は新鮮に感じてくれるだろう。

一つ 初心者の気持ちになる

見知ったなじみの型、それを逆にしただけで味わえるこの寄る辺のない感じ。

初心者はこのような気持ちで毎回の練習に臨んでいるんだなあ、と

何かの戒めになるのではないか。

これが何の役に立つかは、まあ、役に立ったときにわかるということで。

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