三週間ぶりの太極拳である。
ここで改めて毎回の練習の流れを書いてみたい。
太極拳を行う前に、まず身体の各部をまんべんなく動かしてゆるませる。「○○であるかのように」とか「△△になったつもりで」などイメージ、メタファーを多用するのが普通の準備運動との違いかも。
その後気功法。逆腹式呼吸で行う気功法はただの深呼吸に非ず。身体の内側に外側にもいろいろなお約束があり、意識の使い方を含めてそれなりの作業である。止まったままで行ったり、動きながら行ったり、たまに龍になったり鶏になったりする。
この辺で休憩。飲物でのどを潤し一休み。話に花が咲くと思わぬ時間を取ってしまったり(笑)
後半戦は何かのエクササイズから始めることが多い。味噌を混ぜたり、足の運びだけ復習したり、三歩で避けてみたり、推手をしたり。太極拳の使い方にはニーズが少ない・・・。
そして太極拳の型=套路の時間。意味もなく形を進めても仏作って魂入れず。套路と推手と気功法のバランスが人を上達させてくれる。だからのんびりゆったり、先を焦らず基本をしっかりと固めながら。
そもそも三日後に両親の仇を打つチャンスがやってくる、などの急な用事(?)のある人は太極拳を学ぼうとは思わないだろう。今年の6月で4年目に突入する当クラブは、外界とは時間の流れるスピードが違うかもしれない。太極拳の動きのように。
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