たまにはド柔術も稽古したい(私が)。今回はそんな日だ。
当クラブで行う古流柔術の一派が「大和道」である。古流柔術の諸流派を修めた故佐藤金兵衛師範が、形ばかりの技/実のない技を枝打ちし、同じ技/似ている技を統合させ、技法ごとに系統だてて編纂した柔術だ。段階ごとに十本の技と別伝からなっている。
「逆技」とはいわゆる関節技のことである。基本的に逆技はある状況を逆転するための型からなっており、各段階とも一本目の状況は片手で片手を取られており、二本目の状況は両手で両手を取られている。
前にも書いたが一本目「外小手」のテーマはたくさんあっていきなり難渋する。フォーカスすべきは野中之幕だろうか。
二本目「閻魔」のテーマも・・・いやたくさんあるな。これはどの技でもそうなんだろう。閻魔は矢筈返しと引きほどきの同時展開から始まる。閻魔の稽古をするということは矢筈返しも引きほどきもできる様になっているということ。だが、さあ型です、さあ同時にやってみましょう、となると初心者はできることが急にできなくなってしまう。
これは慣れとか能力ではなくマインドセットに関わる現象だ。いつもどおりのことをいつもどおりに。細く長く修業する楽しみである。
最後は自分の復習を兼ねて「捩り返し」と「波返し」。この日はマンツーマンだったので極められたり投げられたり生徒さんはさぞ楽しかったことだろう(笑)
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