(ヘブライ語の修了書をもらうのは初めて……)
去る日曜、クラヴマガ・グローバル・ジャパンさんのセミナーに参加してきた。ホステージ・シチュエーション、つまり自分が人質に取られたり、誰かが人質に取られたりしている状況にどう対応するか、という内容だ。
クラヴマガとは1930年代のスロバキアに発祥を持ち、イスラエル建国後は国防軍御用達の格闘技となったコンバットシステムである。
初めて体験してみて感じたのは、クラヴマガは身も蓋もないほど実践的、即応的な格闘技であるということだ。アジアのひたすら身体を練り上げる武術と異なり、「いま自分の頭に付きつけられているピストルをどうするか」という現実対応に根差したノウハウ満載という感じだ。
セミナー講師はシンガポール軍の教官。とはいえセミナーに殺伐とした雰囲気はなく、みんな笑顔で楽しくエクササイズをこなしていた。ただし普段身体を動かしていない人がやってきたら、開始直後のウォーミングアップでばててしまったことだろう。
私もピストルをもぎり取る練習をしたのは初めてだ。この技術を使うような状況に陥らないことを願うばかり。逆に人質をとっている犯人へのアプローチは、普段学び教えている心理療法のアプローチがかなり有効に活用できることが分かった(正対しない、落ち着いたトーンとボディランゲージ、ミルトンモデル言語など)。
さあ、何より重要なのは復習だ。クラスのみなさん、待っててくださいね!(笑)