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執筆者の写真北区堀船カンフークラブ

呪いの黒帯


先々月、稽古の帰りに黒帯を無くしてしまったらしい。

カバンの中も机の中も探したけれど見つからないので、しかたなく新調。


新黒帯

そうしたらなんと、洗濯済みのかごの底から旧黒帯がひょっこり出てきたではないか。


旧黒帯

もう少し待っていれば余計なお金を使わなくて済んだのに、とも思ったがまあよい。

いずれ旧帯は長男坊にくれてやることになっているので(既定路線)

帯はもう一本必要になるのだから。

なぜか。

いまを去ること8年前、時は長男爆誕の日。

母子同室の病院だからできたことだが、爆誕後12時間しか経過していない赤子に


すでに黒帯に触れさせておいたのだからなああああああ!

今から何年後かは分からない。彼に黒帯を渡した時、

「この感覚・・・?」

となるように、父は呪いを、あ間違えた、祝福を授けておいたぞ。

この念能力の発動条件は“黒帯に触れること”。改めて帯が出てきてよかったヨカッタ。

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