形意拳という武術の兵器、槍の稽古である。
そもそも形意拳が槍の技法から創始されたという話だが、
兵器の術理から無手の技が派生するなんてホンマカイナ・・・。
いや本邦の合気道も剣から発生したものだしそういうこともあるか、と思いつつ。
今回の「形意大槍」という套路、すでに一通り伝授されたのだが
なかなか家の周りで槍を振り回すのも容易ではない。主に社会的に。
だからこのような復習の機会は本当にありがたい。
さて、中国の槍、見ての通り184センチの私より頭二つ、三つ分長い。
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先端は鉄製の穂先。柄は白蝋というよくしなる天然木の切り出したもの。
ゆえに腕力で扱うこともできるが、腕力で扱い続けるには無理がある。
例によって腕を通した身体の働きによって操作するわけだ。
だからといって腕力が要らないわけではもちろんない。
要所要所の締めや槍に方向を与えるときなど、主に握力をよく使う。
前腕がパンパンですだよ。
そういう基本的なスペックもたまには鍛えねばな、と再認識。
今回改めて実感したのが意識の方向の重要さ。
意識と槍の動きが一致した時の主観的動きの軽やかさといったら。
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こうして、
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こうだ!
これはいくらユーチューブで形をマネしても直伝でなくてはどうにもならない所。
「仏作って魂も入れる」ために我々の修業は続く。
でもさすがにクラブで槍はちょっと・・・。
触りたいというリクエストがあったら持っていきます。
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