これも出来るっちゃあ出来るんだけど「ビッ」としてねえんだよなあ。
「静かにしろ!」と大声で言ったり、
「怒ってないって言ってんだろ!」と怒ってみたり。
なにしろメッセージとして力を持っているのは
やっていること >>>>>>>> 言っていること、である。
『だから指導的立場にいる人は、
生徒さんにやって欲しいことが出来なくてはならない。
まずやってみせて、それをお手本にしてもらう』
武術に限らずカラダを使う習い事にはそういう向きもあるだろう。
もちろんウチのカンフークラブでも
内容の80%は私ができることを伝えているつもりだ。
では残りの20%は?
それは「できることを教える」の限界に関連している。
なぜなら、私ができることしか教えなかったら、
生徒さんの学びの上限は「私ができること」どまりだからだ。
だから北区堀船カンフークラブでやりたいのは、
「私もできないことをアレコレと試して生徒さんと一緒に成長する」こと。
指導的立場にいる者としては頼りないかもしれないが、
これが私の偽らざる想いである。
今はまだ私もできない身体のはたらき、到達したい地点。
そこには生徒さんという練習相手がいないとたどり着けないのです。
というわけで、当カンフークラブは
まだ見ぬ場所をめざし生徒さんと一緒に実験する武術ラボなのです。