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執筆者の写真北区堀船カンフークラブ

誰が見てもワカルのが本物

更新日:2019年2月22日


心意六合拳

心意六合拳で新郎新婦を威嚇するの図(笑)

中国武術の型を見せることを表演(ひょうえん)というのだが、先日、友人の結婚披露宴でその表演をしてきた。

お題は八卦掌。

私が八卦掌もできることを知った友人が、

「わー! 『グランド・マスター』でチャン・ツィイーがやってるやつでしょ!? 見たい!」

「・・・いや、その映画観てないけどあんなに飛べないよ?」

そういうことになった。

八卦掌はなかなかに奇妙な武術だ。

地面に大きな円が描いてあるところを想像してもらいたい。私はその円の見えない中心に片手を伸ばし、円周を歩きはじめる。気が向いたら逆回りに歩く。それでもどちらかの片手は中心に伸ばしたままだ。

このように八卦掌の技はすべて円周を歩きながらおこなう。

最近練習してないなあ。がそれが一番の望みとあらば致し方ない。華燭の典に一花添えさせていただきましょう!

というわけで当日、無事に八卦掌を表演。友人も大喜び。

そして披露宴も結びとなった後。武術のことなんか何も知らないのですが、と前置きした男性に声をかけられた。

「佐々木さんのアレ、まるで見えない柱をつかんでぐるぐる回っているみたいでした!」

これはなかなかうれしいコメントである。

「ワカル人が見ればワカル」ではなく、「誰が見てもワカル」のが本物ということ。

これからも精進していこう、と思った次第。

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