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執筆者の写真北区堀船カンフークラブ

エグい・・・ カランビット・トレーニング


カランビット。それは男のロマンである。


まず逆手持ちなのがいい。


逆手持ちで弱いキャラクターはいない。カムイ(変移抜刀霞斬り)とか喜平次(逆手斬りからの後ろ回し蹴り:喜平次コンボ)とかアバン先生(ストラッシュ!)とかジェット(ドク!)とかウルトラセブン(アイスラッガー)とか。カランビットには達人のにおいがする。


かと思えばくるりん!と回して普通に斬りつけられもする。


ココもココも刃になっているのだ。

刃物の順逆の利点と手の内でのトリッキーな変化、これがカランビットの魅力だろう。


さて。今回縁あってそのカランビットのトレーニングが行われることを知った。主催は武術と情報さま、指導はロメオ・バラレス先生。BABジャパンからDVDも出されているアーニス/エスクリマの達人で、動画でひょひょいと見せるナイフデモンストレーションがすでにエグい。


カランビットの使い方を学べる機会などそうそうないだろう。何とか基本のキでも自分の中に残そうと二週にわたって参加。さてその感想は・・・非常に面白かった!


中国とフィリピン。同じアジアで発達した武術であるからして、もちろん似ているところもあるがそうでない所もある。タピタピと呼ばれるドリルはジークンドーや詠春拳のフーバ、チーサオ、トラッピングのようだし、小手返しなど柔術そのままである。それがカランビットという特殊なナイフで攻撃する方法が加わり、いままでにやったことのない身体操作になってくる。


そして面白いのは武装解除―ディスアームの多彩さ。自分の腕でディスアームはもちろん、自分の体でディスアーム、相手の体でディスアームなどなど。


また普通のナイフとカランビットでディスアーム方法が異なる。カランビットは輪っかに人差し指を入れているため、普通にもぎ取れないのだ。だから指が抜けないのを逆に利用してぼきりとか、人差し指と中指の第三関節の間をずぶり・・・。ぎゃあああああっ!


エグい。



次に学べる機会がいつになるか分からない。カランビット、毎日いじり倒して自分の中の種を発芽させよう。

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