(これは「巻落」失敗の図)
2023年9月28日(木)の古流柔術【動画解説】です。
■山本伝大東流 段取り稽古:
私の師匠の師匠、佐藤金兵衛先生は、そのまた師匠の山本角義先生から大東流合気柔術の教えを受けました。その基本のキとして「段取り稽古」があります。動画のように交互に腕を極め、そこから抜ける稽古です。
今回は動作のみ。身ごなしが身に着いたら、きっちり極めきっちり抜ける稽古をします。両腕でエイヤと押さえつけるだけでは立たれてしまいます。「一文字」という立ち方を稽古して、姿勢の力を相手に流さなくてはなりません。
■型の前提条件ミス:
大和道の中伝合気投げ四本目「巻落」。今回はこれが一度も掛からなかった。昔はホイホイ投げてたのに。それと反比例して、今回は生徒さんの方がより要求を満たした技になっています。
これはどうしたことかと、今回撮影した動画と過去の「巻落」を行っている動画(ホイホイ投げている)を比較対象すると、原因が分かりました。
型は技として身につけるまで、型ごとの設定が重要です。相手はこちらの練習のために、その設定にしたがってただ片手で握ったり、ただ襟を取ったりしてくれます。今回は私が「巻落」の設定、型の前提条件を伝えずに型を始めてしまったので起こったことでした。私はもう当たり前のようにその設定で受けをとっていたので、私には技が掛かったというわけです。
というか、途中でそれに気がつかなかったのは私の不徳。次回は皆にスパッと投げていただきましょう。
■柳生心眼流 打込:
相手の上段打ち込みをかわして型に入る設定です。一人型はこのようにお上品ですが、二人で組んで行う「組み取り」は雰囲気も動きもちと変わります。何しろ相手は実際に打ち込んでくるわけですし。
■来たるべき「組み取り」のために:
その「組み取り」のための稽古も始めました。攻める方は受け手をどんどん追い詰めていく気迫と動きを、受け手は攻め手の稽古のために、攻撃がギリギリ当たらない(時たまかするくらい)ように退いていく間合いを学びます。
型は共働作業で成立させるものなので、退き過ぎるのもそれを見ずに出過ぎるのも、双方の修行になりません。
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「古流柔術」とは素手で行う日本古来の武術です。様々な流派があり、その内のいくつかは柔道のご先祖さまに当たります。
我流会では私が習い覚えた古流柔術諸流をいっしょに稽古していく楽しい時間と空間を提供します。
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Old-style Jiu-jitsu Practice Club in Horifune, Kita-ku, Tokyo GARYU-KAI
https://kitahorikungfuclub.wixsite.com/garyukai/english
“Old-style Jiu-jitsu” is an ancient Japanese martial art performed with bare hands.
At our school, we will provide you with a fun time and space to practice the old-fashioned jiu-jitsu styles that I have learned.
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